written by CHECK&STRIPE staff
8月15日、終戦記念日。

3年前に亡くなった祖母の誕生日でもありました。

日本のお盆にあたるこの日は、

田舎に帰られてお墓参りされる方も多いのではないでしょうか。

私も少し早めにお休みをいただいて、帰省してまいりました。



祖母が亡くなった年の夏、

実家のすぐ近くにある祖母の家で
母と娘と三人で庭木に水やりをした時のこと。

娘が「いちじくの匂いがする」と言い、

物置き小屋の裏にまわってみると、

そこに実をつけたいちじくの木がありました。

元気だった頃の祖母が苗木を植えていたようです。

母も伯母たちも初めて知ったようで、

とても驚いていました。

それ以来、夏に帰省する度に、

「おばあちゃんのいちじく」
といって大事にいただいてます。

少し早いこの夏は、たくさん青い実が付いているものの、収穫できるのは1日ひとつかふたつ。

いちじく好きな娘と私で分け合いました。







この夏、もうひとつ、

祖母との思い出をかみしめることがありました。

高校生の娘が合宿に浴衣を持っていくと言うのです。

箪笥にしまい込んだ私の浴衣を出してみました。





小学生の頃、一度娘に着せたのですが、

好みも変わったかなと、並べて選ばせました。

どれも祖母に付いていった呉服屋さんで、好きな反物を選ばせてもらい、祖母が仕立ててくれた浴衣。

これは中学生の頃…

これは大学生の頃…

とその頃の祖母とのやりとりが浮かびました。

2、30年経ってもまた着たいと思う、
そんな宝物があることに、感謝しました。


着付けの特訓のあと、

合宿先から「ちゃんと着れたよ!」

と送られてきた写真。



きれいに着られたのか全くわからないけれど、
ちぐはぐな足元の写真に、女子だけの青春もいいものかしら…と和みました。