本が好きな我が家の
最近お気に入りの本をご紹介します。
いずれも絵本ですが
おとなもこどもも楽しめるものです。
スワン ーアンナ・パブロワのゆめー
世界的なバレリーナ、アンナ・パブロワの人生を綴った絵本です。
貧しい家庭で育ったアンナが
バレエに夢中になった幼少期をきっかけに
その後、バレエを通じて世界中の人々に夢を届けたその姿を
繊細な絵と詩的な文章で描かれています。
その華麗な雰囲気とは対照的に
厳しいバレエの世界や当時のロシア情勢の暗雲が読み取れ
アンナの強く生き抜いた姿が見て取れます。
ゴールディーのお人形
亡くなった両親の仕事であるお人形作りをひとりで続ける女の子のお話です。
朝から晩まで黙々と製作を続け、アーティストとしてもの作りに励む毎日に
突然思わぬことが起きるのですが...
ものを作り続けることが生活の一部である暮らしは
憧れである反面、本当に自分の芯が強くないとできないな、とつくづく思います。
その一面を垣間みるようなストーリーです。
ゴブスタインらしいタッチの線画とともに、かわいらしい女の子が登場します。
その女の子の意志の強さを、ラストに見ることができます。
ピアノ調律師
孫をピアニストにさせたい著名なピアノ調律師であるおじいさんと
ピアニストよりもピアノ調律師になりたい孫の女の子のお話です。
反対するおじいさんをなんとか説得させようとする女の子が
あるとき思わぬ方法を思いつくのですが...
この本の帯に書かれているコピーに、ことばを失ってしまいました。
もはや説明は要りません。
「人生で 自分の好きなことを仕事にする以上に 幸せなことがあるかい?」
将来の夢を考えたり、その準備をしたり...
新学期や新年度を迎えるこれからのシーズンですが
そんなときにふと読みたくなる本です。